生きる覚悟
安西監督にお礼に訪れました。
私の大好きなRIDGEのワインを持って。
何もなければ1月までは、安西監督の外来はお休みなので、区切りとして行ってきました。
『風邪っぽいから、ワイン飲んだら治るかな、ありがとう。』ってマスクをしている監督。
『監督、本当にありがとうございました。私、普段の生活を普段通りに送れたことが、何より良かったと思ってます。必要以上に悲しんだり、必要以上に明るくしたりせず、静かに受けいれて、流れに身を任せて、治療をできました。』
いつも忙しい監督が初めて、じっくり私の顔をみて話を聞いてくれました。
『スタートに立ったばかりです。これからですよ。』
『はい、来月からは放射線ですもんね。監督、ところで、陽子線治療はどうなんですか?今、やった方がいいのですか?再発した時に、考えた方がいいですか?』
『再発、しないですから』
私、知らず知らずのうちに3年以内に再発しちゃうんだろうなぁってどこかで思ってたのかもしれない。
進行具合や年齢で若年性乳ガンのリスクから見ると、3年の生存率が30%ってことは再発率は70%より高いんじゃないかと思ってた。
安西監督は、私の癌の進行具合も年齢も、色んなリスクがあることが分かった上で、そして『絶対』はない医療において、『再発、しないですから』って言ってくれました。
再発しない気がしました。
生きるんだぞって、思いました。
生きる、覚悟というか、実感というか、すごく熱いものが、身体の中を走りました。
癌になって、神様は何を私に学ばせようとしたのか、いつも考えてました。
今日、少し分かった気がしました。
監督、本当にありがとうございました。

